F1ファンの皆さん、こんにちは。
今回は、F1のエンジン使用新規定【年間3基】についてお話ししたいと思います。

昨シーズンは1年間で4基のエンジン(F1ではICEと呼ばれることが多い
ICEとはインターナル・コンバッション・エンジンの略で
燃料を燃焼させそこから動力を得る内燃機関のことを言う)まで
使用することが出来るレギュレーションでした

それを超えて使用した場合に予選結果から10グリッド降格などの
ペナルティが課されることになります

その年間使用数が昨年よりさらに厳しくなって【年間3基】という
レギュレーションに変更になりました

この変更により、より長い距離を走ることが出来る
耐久性に優れたエンジンを開発する必要性が生まれるのです

こういったレギュレーションがどんどん厳しくなっていく
その背景には、地球環境に配慮していく必要があるために
F1というスポーツにエコというものが求められるようになってきている為。
また、地球環境を配慮したものを求めていくことによって
【走る実験室とも呼ばれるF1】でその分野の技術が発展し、
社会貢献が出来る様になる為

こういった、厳しいレギュレーションに変更になったのです

F1では年間にフリー走行などの走行距離にもよりますが
多くて1万キロ、エンジン1基に対して3000㎞走行出来る
耐久性が求められるのです

3000㎞と聞くと市販車では今の時代平気で10万㎞以上走行出来ますので
大したことがないなと思われるかもしれませんが
皆さんは普段走行する際エンジンの性能は何割ぐらいで走行していますか

乗っているクルマにもよるとは思いますが
恐らく平均したら2~3割程度だと思います

そもそも、道路交通法で100%の性能を出し切るのは一般道では出来ません

この3000㎞はエンジンの性能を100%出し切って走行する距離なのです

エンジンの出せる性能の限界を常時出し続けての3000㎞なのです

一般の車なら3000㎞なんて持ちません

この耐久性を保ちながら高性能を引き出すこの技術は
非常に高度なものでこの技術が研究され向上されていくことで
われわれが普段乗っている市販車が何万㎞という距離を壊れることなく
走行することが可能になっているのです

さて、今回はここまで!
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